入間川編①安比奈・霞川コース

  初雁橋から左岸の一般道・遊歩道を行き、広瀬橋を右岸に渡って霞川の万年橋に迂回し、中橋までの純歩行時間235分、訳19kmのコースである。図-2.2にそのルートを示す。2.5万分の1地形図は川越南部・飯能・青梅である。

 

図-2.2安比奈・霞川コース
図-2.2安比奈・霞川コース

 荒川と入間川の合流点付近はアプローチするのに交通がやや不便であり、堤防歩きは快適であるが見物するようなものはほとんど無い。したがって図-2.2に示す推奨コースは初雁橋をスタートとした。

  JR川越線・西川越駅から約10分で初雁橋に着く。左岸に渡り、サイクリングロード(川越狭山自転車道線)を上流に向かう。堤防は低くなったり消滅したりで断続する。

  安比奈の水管橋(写真-2.1)は赤と白のアーチで、林の緑とよく調和する。

  安比奈親水公園は広々とした中がよく整備されており、家族連れを多く見かけた。推奨コースから外れ余談となるが、この安比奈親水公園の対岸には西武鉄道安比奈線の跡がある。この線は入間川河川敷砂利輸送線として大正14(1925)に東大塚・安比奈間3.2kmが開通したが、川砂利採取禁止とともに昭和38(1963)以来休止していた。西武鉄道が国へ出していた廃止申請が平成29(2017)受理され、現地には鉄道の残骸が散見されるがレールは撤去され、後利用計画策定中のようである。

左岸をそのまま進み広瀬橋を右岸に渡る。広瀬橋ではなくてもその手前のどの橋でも構わない。右岸に渡る目的は、霞川(写真-2.2)沿いの散策である。霞川は入間川に近い所に橋がなく、少し遠回りする。この川は堰が多く、階段状の河川という様相で風情がある。

  万年橋で左岸に折り返し、入間川に戻ってくると「入間市景観50選霞川・入間川合流点付近」の看板があり、水鳥の楽園である旨が記されている。望遠レンズ付カメラを三脚に載せたバードウオッチャーを多く見かけた。

  入間川合流点からの遊歩道はあまり整備されておらず、道を見失うことが度々あるが入間川遊歩道の道案内に沿う。河原沿いの遊歩道は快適である。ブロック伝い橋(写真-2.3)を過ぎ清水橋の先で一般道となり中橋に行く。

 

写真-2.1安比奈水管橋
写真-2.1安比奈水管橋
写真-2.2霞川
写真-2.2霞川
写真-2.3ブロック伝い橋
写真-2.3ブロック伝い橋

中橋からは西武池袋線・仏子(ブシ)駅が近い。